東洋大学パワハラ裁判第一審資料リンクページ

東洋大学パワハラ事件にご興味を持ってくださった方にはまず最初にお読みいただきたい資料です。東洋大学パワハラの概要がもれなくしかも簡潔に記されています。

福田拓也教授自身執筆の渾身の準備書面。長い年月におよぶパワハラが大学の「裁量」を「逸脱」したものであり、悪意なしにはありえず、不法行為となることを証明しています。

被告東洋大学の第２準備書面に対する反論です。依頼していた弁護士を解約し、準備書面４からは福田教授自身が作成しています。

原告の準備書面２および３の内容に対し何の根拠も示さずただ否認し、ハラスメントを不当に正当化する東洋大学の第２準備書面を冷静に分析し論破しています。

準備書面２に続き、被告東洋大学の第１準備書面に対する反論です。フランス語に予算をつけない予算ハラスメントについて、被告東洋大学の第１準備書面の主張の嘘を暴き、福田教授が予算の不均衡を訴えても聞き入られなかった事実を証拠メールとともに明確にした上で、予算ハラスメントがパワハラに該当し被告は原告に対して安全配慮義務違反を犯していると結論します。また、被告東洋大学が第１準備書面で福田教授の経歴を「不知」として原告の経歴を軽視していること、同じく第１準備書面で福田教授のくも膜下出血を「不知」として対面授業を拒む福田教授を非難する被告は原告の生命と健康を危険にさらすことを目しており逆に被告の対応に問題がある点などを指摘し、被告の原告に対する不法行為と安全配慮義務違反を結論しています。被告が福田教授の経歴・病歴を知っている証拠をこの準備書面とともに多数提出しています。

大須賀寛之裁判長の要請により、訴状記載の「ハラスメント１」（フランス語専任教員が定年退職した際に福田教授に内密でフランス語専任教員枠（大学設置基準「別表２」枠）を用いて専門科目（大学設置基準「別表１」枠）教員を採用し、フランス語専任教員を福田教授一人にしたハラスメント）に関わる事実確認、および、「ハラスメント５」について、２０年にわたり福田教授に一切の役職を与えなかった行為の不法行為性を検討し記述したものです。

東洋大学のハラスメント相談室に申立てした４７件のハラスメント事案のうち、依頼した弁護士が選んだ９件を挙げています。ハラスメント事案の他、原告の経歴、病歴（くも膜下出血）についても記述されています。

photo by Takuya Fukuda