東洋大学高等教育推進支援室が
福田教授の授業アンケートを悪く改竄!
第一審大須賀寛之裁判長・控訴審三角比呂裁判長はこの証拠も無視
上告は棄却
2022年1月、裁判の証拠とするために福田教授は過去複数年の授業アンケート結果を東洋大学高等教育推進支援室に依頼。
アンケート結果は通常は学内用ホームページToyonetACE上で公開されますが、東洋大学高等教育推進支援室は依頼分について再公開ではなくデータ送付で対応しました。
送られてきたデータは全て悪い数値に改竄されていました。
100点満点に換算すると「受講の結果、新しい知識を得ることができましたか」の得点が改竄前98.25点→21.4点などに改竄されていたのです。
依頼した過去複数年分のうち一部はデータ公開直後に福田教授がダウンロードしてあったため、比較照会が可能となったものです。
配点を逆転させる改竄手口
改竄前の業者作成データでは選択肢が5つの設問は5点満点(「よかった」5点「よくなかった」1点)。
これを東洋大学高等教育推進支援室は「よかった」1点「よくなかった」5点と配点を逆転させて改竄しています。
選択肢が4つの設問の配点は業者作成データは4点満点、「できた」4点「できなかった」1点などとして計算。
東洋大学高等教育推進支援室は「できた」1点「できなかった」4点と配点を逆転させ更に棒グラフで5点満点として表示しています。
改竄後は4点満点を5点満点とすることにより、配点を逆転させて低く改竄した得点の満点に対する割合は更に低いものになります。
それを棒グラフで表示することにより満点に対する得点の低さを殊更に強調するよう工夫が凝らされています。
7つの設問における改竄計算詳細
以下、7つの設問「この授業は、あなたにとってよかったですか。」「先生の説明は、あなたにとってわかりやすかったですか。」「総合的に見て、この授業の運営はどうでしたか。」「受講の結果、新しい知識を得ることができましたか。」「受講の結果、新しいものの見方や考え方を得ることができましたか。」「授業の難易度はあなたにとって適切でしたか。」「授業の進み方のペースは、あなたにとって適切でしたか。」について改竄前後の数値の比較と改竄手口です。
以下は改竄データを送ってきた時の東洋大学高等教育推進支援室のメールです。
「ACEで公表していたデータでございます」とありますがこれは全くの嘘です。
データはすべて配点を逆転させることにより悪く改竄されていました。
また、「今後は個別対応によるアンケート公開は行わないよう上長からの指示がございましたため、アンケート結果のデータ送付対応をさせていただきました」とあり、この改竄が組織的に行われていることを示唆しています。
「上長」とは誰でしょうか?東洋大学のホームページにあるIR室(Office of Institutional Research)の紹介をご覧ください。
右下の囲みの中にある「FD推進支援室」は平成29年度以前の「高等教育推進支援室」の名称です。
この組織図と解説は、高等教育推進支援室が学長と極めて近い組織であることを明らかにしています。
「上長」が学長である可能性は極めて高く、改竄が学長によって指示された可能性が排除できません。
最高裁と東洋大学、疑われる黒い関係
改竄前後のそれぞれのデータは「甲74号証の2」「甲74号証の1」として裁判に提出しましたが、第一審大須賀寛之裁判長、控訴審三角比呂裁判長ともに全く検討も審議もせずに無視。
最高裁も上告を棄却しています。
東洋大学は上告棄却の2か月も前、懲戒処分書にフランス語の予算ハラスメントについて「訴訟でも認定されていない事実」などと断言して福田教授への懲戒処分に踏み切っており、上告棄却が二ヶ月以上も前に東洋大学に裏から伝えられていた可能性が濃厚です。
最高裁と東洋大学の黒い関係が強く疑われます。